甘いデザートと砂糖祭・犠牲祭

トルコでは、一般的にイスラム教が信仰されていることから、イスラムの宗教行事が全国的に行われます。
砂糖祭と犠牲祭です。
砂糖祭は、断食明けを祝う祭りで、訪問客に甘いお菓子が振舞われます。
トルコの伝統的なお菓子は、オスマントルコ帝国時代の宮廷菓子の伝統を受け、非常に・・・強烈に甘いのが特徴です。
トルコの伝統的なデザート、バクイラヴァはその代表ともいえ、パイ菓子をはちみつシロップにたっぷりと浸した濃厚な甘さが特徴です。


一方、犠牲祭は、羊や牛を殺し、コーランにある「喜捨」の宗教義務を果たすという意味で、その肉をご馳走する祭りです。


砂糖祭と犠牲祭はいずれもトルコの祭日で、家族全員が郷里に帰って
お祝いをする、という点で、日本のお盆や正月にあたいします。
ただ、イスラム暦によるので毎年日付は変動します。


トルコのデザートは甘いものが多いのは確かですが、そのバラエティの豊かさも特徴です。
比較的甘さ控えめのものもあります。
たとえば「シュトゥラッチ」は、トルコのライス・ミルクプティングです。
牛乳でお米を煮て、コーンスターチで固めます。
冷蔵庫で冷やし、そのプルンとした触感が魅力です。
一方、これを焼いたものは「フルン・シュトゥラッチ」です。
焼いてからさらに冷やします。
こちらは表面がうっすらとキツネ色で、中がトロンとしています。


その他、一時期日本でも話題となった、伸びるアイス「ドンドルマ」はさほど甘くないので是非、食べてみてください。
なぜ伸びるのか?それはトルコの牛が食べる牧草に秘訣がある・・・ということですが・・・?



Posted by torukoryori